はじめに
「最近、ラケットを握ると肘がズキッと痛む…」
テニス仲間の女性たちから、そんな声をよく聞きます。
私は鍼灸師として15年、そしてテニス歴25年以上の経験を持つ立場から、
“テニス肘”に悩む中高年の方々に向けて、体に優しいラケット選びとセルフケアの方法をお伝えします。
テニス肘の正体とは?
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、肘の使いすぎ・衝撃の蓄積が主な原因です。
ラケットの重量が筋力と比べてあっていない、スイートエリアに当たっておらず衝撃がくる。
特に40代以降は、筋肉や腱の柔軟性が低下しやすく、無理が積み重なることで痛みが慢性化します。
なお肘以外にも原因があることもり、手・首・肩・背中からです。
この点については、別記事で詳しく解説予定です。
ラケットが原因になることも
意外に知られていませんが、
ラケット選びがテニス肘を悪化させる原因になっていることも多いです。
✅ 特に注意したいポイント:
- ラケットの重さ:重すぎても、軽すぎてもインパクト時に肘へ負担がかかる
- バランス:トップヘビータイプは腕の振り抜きに負担
- フレームの硬さ:硬いラケットはボールの衝撃を肘に返しやすい
- ストリングの種類とテンション:面圧が高すぎると打球時の衝撃が増大
💡 「飛びすぎないけど、扱いやすいラケット」が理想的です。
→ おすすめモデルやレビューは別記事で紹介していきます。
鍼灸師としておすすめする「セルフケア法」
ラケットの見直しだけでなく、日々のケアも大切です。
以下のような方法をぜひ試してみてください。
🌿 ツボ押し・お灸
- 肘髎(ちゅうりょう):肘の外側にあるツボ。痛み緩和に◎
- 曲池(きょくち):肘を曲げた時にできるしわの外側
- 手三里(てさんり):前腕外側のツボで腕の疲労改善に有効
→ せんねん灸(太陽など)を使用すると、家庭でも安全に温めケアが可能です。
🤲 簡単ストレッチ
- 手首のストレッチ(手の甲を押し下げる)
- 手の指を開くストレッチ(特に中指に意識をもってゆっくりと無理のない程度に)
- 肘関節の曲げ伸ばし運動(伸展&屈曲運動)
→ 痛みが強いときは無理せず、ゆっくりと深呼吸と一緒に。
まとめ
- テニス肘の痛みは、ラケットの見直しとセルフケアで大きく改善できます
- 今後、ラケットレビューやより詳しいセルフ灸の使い方も記事にしていきます
- 中高年だからこそ、正しいケアで「好きなことを長く続けられる」体づくりを応援します
📝 次回の記事では、実際に私が使ってきた中で
「これなら肘に優しかった」と感じたラケット3選をレビュー予定です!
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